近親者と死別した人や死別が迫っている人に見られる遷延性悲嘆症、悲嘆症状および抑うつ症状が、個人心理療法により改善する可能性があるとする研究結果が、「Annals of Internal Medicine」に2月3日掲載された。 米RAND HealthのSangeeta Ahluwalia氏らは、遺族となった小児および成人に対する医療介入の効果を統合するため、303報に報告された169件のランダム化比較試験(RCT)を対象とするシステマティックレビューを実施した。各試験では、心理療法、専門家主導のサポートグループ、薬物療法、ピアサポート、自助介入、筆記・音楽・芸術療法、医療提供者との関係強化、遺族に対する統合医療などが評価されていた。 評価対象研究の多くでバイアスリスクが高く、小児を対象としたRCTは15件にとどまった。解析の結果、個人心理療法が遷延性悲嘆症、悲嘆症状および抑うつ症状を改善することについては中等度のエビデンスが認められた。一方、専門家主導のサポートグループおよび医療提供者との関係強化については、抑うつ症状の改善に関して低いエビデンスが認められた。その他の介入については、相反する結果が認められたか、有益性が示されなかったか、あるいはエビデンスの強度が不十分であった。 著者らは、「近親者と死別した人の健康およびウェルビーイングをどのように支援すべきかに関する理解は、この30年間で大きく進展してきた。実臨床において提供可能な有効な介入は存在するが、個々の遺族や遷延性悲嘆症患者に対し、いかに適切に介入を選択し適用するかについては、さらなる知見が必要である」と述べている。(HealthDay News 2026年2月4日) https://www.healthday.com/healthpro-news/mental-health/psychotherapy-can-improve-grief-disorder-for-bereaved-persons Abstract/Full Texthttps://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-24-03679 Editorialhttps://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-25-05352 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock