小児集中治療室(ICU)において週1回の高リスクラウンドを実施することにより、院内発生合併症のリスクが低下する可能性があるとする研究結果が、「Critical Care Nurse」に2月1日掲載された。 米コロラド小児病院のSara Galt氏らは、病棟の職場文化改善と院内発生合併症の増加への対応を目的として、四次医療機関の小児ICUにおいて新たな多職種参加型の週1回高リスクラウンドプログラムを導入した。解析には、2年間に実施された624回のラウンドと488人の患者が含まれた。 ラウンドにより、懸念事項のエスカレーション、直接的な患者ケア、医療資源の確保、教育などを含む351件の介入が実施された。高リスクラウンドを受けなかった患者と比較して、受けた患者では院内発生合併症が発生する可能性が低かった。また、院内発生合併症の発生と高リスクラウンド実施との間には有意な負の関連が認められた(χ²=22.5)。さらに、プロジェクト期間中、院内発生合併症の平均発生率は、入院患者1,000人日当たり5.41件から2.89件へと低下し、高リスクラウンドにより約50件の院内発生合併症が回避されたと推定された。 共著者である同病院のMichele M. Loi氏は、「われわれの高リスクラウンドは、複数の院内発生合併症の根底にあるリスクに焦点を当て、いわゆる『バンドル』を超えた予防対策を、協働的かつ支援的な形で推進するものである。このアプローチは、患者集団の変化やさまざまな臨床ニーズに合わせて容易に適応できる」と述べている。(HealthDay News 2026年2月6日) https://www.healthday.com/healthpro-news/child-health/weekly-high-risk-rounds-reduced-hospital-acquired-conditions-in-pediatric-icu Abstract/Full Texthttps://doi.org/10.4037/ccn2026558 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock