米国血液学会(ASH)発行の「Blood Advances」に2月11日掲載されたガイドラインで、10代の若者および若年成人(AYA)における急性リンパ性白血病(ALL)のフロントライン治療ならびに同集団における再発または難治性疾患の管理に関する推奨事項が示された。 米シカゴ大学医療センターのAdam S. DuVall氏らは、AYAにおけるALLのフロントライン治療について、エビデンスに基づくガイドラインを策定した。15項目の推奨事項と数項目のグッド・プラクティス・ステートメントが提示されている。十分な支持療法と綿密なフォローアップを必要とする従来の成人向けプロトコルと比較して、アスパラギナーゼを含む小児向けレジメンに準じた治療がフロントライン治療として推奨されている。第1寛解期(CR1)において、同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)は通常推奨されないが、高リスク症例や初回治療への反応が不十分な患者では適応となる場合がある。また、分子標的薬のフロントライン治療への導入を支持するエビデンスも増加している。 米ロチェスター大学医学歯学部のKristen O'Dwyer氏らは、再発または難治性のALLを有するAYAに対して、エビデンスに基づくガイドラインを策定した。再寛解導入療法および地固め療法を対象とする8項目の推奨事項と、研究目的に限定した1項目の推奨事項が提示された。免疫療法、分子標的療法、allo-HSCT、中枢神経系を標的とした治療に焦点が当てられている。再寛解導入療法では、化学療法よりもブリナツモマブかイノツズマブ、またはそれら両方の使用が推奨される。 共著者であるトロント小児病院(カナダ)のSumit Gupta氏は、「この集団の治療には2つの大きな課題がある。それは、この分野の進歩の速さと、小児と成人のがん治療アプローチを橋渡しする必要性である。本ガイドラインはその両方に対応している。われわれは、成人のがん専門医と小児のがん専門医とのさらなる連携が進み、これらの患者を効果的に治療できるようになることを期待している」と述べている。(HealthDay News 2026年2月23日) https://www.healthday.com/healthpro-news/cancer/guidelines-issued-for-management-of-acute-lymphoblastic-leukemia-in-teens-young-adults Abstract/Full Texthttps://ashpublications.org/bloodadvances/article/doi/10.1182/bloodadvances.2021006469/566561/ASH-2026-Guidelines-for-Frontline-Management-of Abstract/Full Texthttps://ashpublications.org/bloodadvances/article/doi/10.1182/bloodadvances.2021006479/566562/ASH-2026-Guidelines-for-Management-of-Relapsed Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock