65歳未満の米国成人において大腸がん(CRC)罹患率が増加していることを明らかにした研究結果が、「CA: A Cancer Journal for Clinicians」3/4月号に掲載された。 米国がん協会(ACS)のRebecca L. Siegel氏らは、人口ベースのがん登録データによる罹患率と米国国立保健統計センター(NCHS)データによる死亡率に基づき、米国におけるCRCの発生状況を報告した。 その結果、2013年から2022年にかけて、CRCの罹患率は全体で年間0.9%減少していた。これは主に、65歳以上の成人で年間2.5%減少したことによるものであった。一方、20~49歳では年間3%、50~64歳では年間0.4%それぞれ増加しており、主に遠位結腸および直腸のがんが占めていた。直腸がんの罹患率は、数十年にわたり減少傾向を示した後、2018年から2022年にかけて年間1%増加し、現在は大腸がん全体の32%を占めていた。50~64歳の成人におけるCRC罹患率の増加は局所進行および遠隔転移の診断に限られており、2013~2022年の間は年間1.1~1.3%の増加であった。こうした増加が、2019年以降のこの年齢層における死亡率の年間1%の増加(白人では年間2.3%増加)に寄与した可能性がある。50歳未満では、2004年以降、死亡率は年間1%増加した一方、65歳以上では2012年以降、死亡率は年間2.3%減少していた。 ACSの最高科学責任者を務めるWilliam Dahut氏は、「これらの結果は、若年層で大腸がんが増加傾向にあることを改めて裏付けるとともに、対象年齢である45歳を迎えたら、ただちにがん検診を受ける必要性を強調している」と述べている。(HealthDay News 2026年3月2日) https://www.healthday.com/healthpro-news/cancer/colorectal-cancer-incidence-mortality-increasing-among-under-65s Abstract/Full Texthttps://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.70067 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock