中間リスク前立腺がんに対する核磁気共鳴画像法(MRI)ガイド下経尿道的超音波アブレーション(TULSA)は、ロボット支援前立腺摘除術(RP)と比較して、周術期初期のアウトカムが良好であるという研究結果が、インターベンショナルラジオロジー学会年次学術集会(SIR 2026、4月11~15日、カナダ・トロント)で報告された。米メイヨー・クリニックのDavid A. Woodrum氏らは、中間リスク限局性前立腺がんに対するTULSA(148人)とRP(64人)を比較したCAPTAINランダム化比較試験において、対象者のベースライン時の患者特性および治療特性、周術期初期のアウトカム、ならびにベースライン時の活動レベルへの回復について検討した。その結果、TULSA群とRP群で、年齢中央値はそれぞれ63歳対65歳、前立腺特異抗原(PSA)値は6.5ng/mL対7.2ng/mL、前立腺体積は41cc対35ccであった。前立腺石灰化は、認められなかったものが64%対67%、3mm以下が19%対22%、3mm超が17%対11%であった。組織学的所見は、グレードグループ2および3の割合がTULSA群で76%、24%、RP群で77%、23%であった。TULSAの多くは、戦略的温存を伴う部分的アブレーションとして実施されており、術中MRIサーモメトリーによりアブレーション温度に達した前立腺体積の割合を算出したところ、中央値は78%であった。RP群の4分の3超(77%)で骨盤リンパ節郭清術が実施された。TULSA群はRP群と比較して、術中の出血量が有意に少なく(0mL対100mL)、入院期間も有意に短かった(0.29日対1.24日)。一方、カテーテル留置期間はTULSA群の方が長かった(13日対8日)。0~100で患者が評価したEQ-5D視覚的アナログ尺度における全体的な健康状態の低下は、術後30日間の全期間にわたり、TULSA群の方がRP群よりも有意に小さかった。著者らは、「周術期初期のアウトカムをRPと比較すると、TULSAでは出血がなく、日をまたぐ入院を要さず、術後の疼痛が少なく、活動レベルおよび全体的な健康状態のベースラインへの回復も早いことを示している」と述べている。(HealthDay News 2026年4月20日) https://www.healthday.com/healthpro-news/cancer/sir-minimally-invasive-prostate-cancer-treatment-shows-faster-recovery-than-robotic-prostatectomy Abstracthttps://www.jvir.org/article/S1051-0443(26)00068-0/fulltext Press Releasehttps://www.sirweb.org/for-press/new-study-shows-faster-recovery-with-minimally-invasive-prostate-cancer-treatment/ More Informationhttps://www.sirmeeting.org/ Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock