アトピー性皮膚炎(AD)の重症度が高い成人では、睡眠障害および記憶障害のリスクが高いという研究結果が、「Dermatitis」に4月21日掲載された。マレーシア科学大学のJo Anne Lim氏らは、AD成人患者78人を対象に、睡眠障害および記憶障害について評価した。その結果、77%が睡眠の質の低下を報告し、64%に記憶障害が認められた。疾患重症度が上がるにつれ、入眠潜時は増加し(軽症群:32分、中等症群:49分、重症群:63分)、睡眠時間は減少した(軽症群:6.7時間、中等症群:5.5時間、重症群:4.5時間)。日常記憶質問紙改訂版(EMQ-R)の総合スコアは、重症群で35と最も高く、中等症群で19、軽症群で7.9であった。また、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)のスコア上昇は、より重度の記憶障害(β=1.7)、想起能力の低下(β=1.1)、注意追跡機能障害(β=0.7)と関連していた。さらに、記憶障害は、睡眠の質の低下(調整オッズ比4.4)および日中の機能障害(同3.1)によって独立して予測された。著者らは、「睡眠障害を訴えるAD成人患者では、疾患コントロールおよび睡眠管理の最適化と併せて、記憶に関する訴えについての評価も考慮すべき可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2026年4月27日) https://www.healthday.com/healthpro-news/skin-health/atopic-dermatitis-linked-to-sleep-memory-disturbances Abstract/Full Texthttps://journals.sagepub.com/doi/10.1177/17103568261443029