アレルギー性鼻炎(AR)は、思春期の若者における難聴と関連する可能性があるという研究結果が、「Frontiers in Pediatrics」に4月10日掲載された。福建医科大学寧徳臨床医学院(中国)のShang Gao氏らは、思春期の若者におけるARの聴覚機能への潜在的影響と、ARが隠れ難聴を引き起こすかどうかを検討するため、横断研究を実施した。対象は、ARを有する12~18歳の若者60人と、手動でマッチングした健常対照群30人であった。解析の結果、AR患者では、9~16kHz帯域の純音気導聴力閾値が有意に悪化しており、6~10kHzにおける歪成分耳音響放射(DPOAE)の信号対雑音比(SNR)が低かった。また、80dB nHLにおいて、V波およびI波の振幅は有意に低下し、V波/I波振幅比は有意に上昇した。さらに、AR患者では80dB nHLにおける加重電位/活動電位(SP/AP)振幅比が有意に高く、雑音下語音聴力検査ではSNR lossも高値であった。著者らは、「本研究は、思春期の若者におけるARと隠れ難聴との関連性を認識する重要性を強調するものであり、この集団に対する積極的な聴覚モニタリングおよびケアの必要性を示唆している。これにより、聴覚の健康および全体的なQOLの改善につながる可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2026年4月29日) https://www.healthday.com/healthpro-news/ear-nose-and-throat/allergic-rhinitis-could-lead-to-hearing-impairment-in-children-teens Abstract/Full Texthttps://www.frontiersin.org/journals/pediatrics/articles/10.3389/fped.2026.1752238/full