入院患者の大腸内視鏡検査において、1Lポリエチレングリコール(PEG)/アスコルビン酸製剤による低容量の腸管前処置は、有効かつ忍容性も良好な選択肢となり得るという研究結果が、「Annals of Internal Medicine」に5月5日掲載された。ボローニャ大学(イタリア)のLeonardo Frazzoni氏らは、待機的大腸内視鏡検査を受ける入院患者665人を対象に、分割投与による1L PEG/アスコルビン酸製剤群(228人)、2L PEG/アスコルビン酸製剤群(218人)、または4L PEG製剤群(219人)に1:1:1の割合でランダムに割り付けた。解析の結果、腸管全体において十分な洗浄が達成された割合は、1L群で82.0%、2L群で78.0%、4L群で78.5%であった。高品質な洗浄が達成された割合は、それぞれ46.9%、35.3%、37.4%であった。右側結腸において高品質な腸管洗浄が達成された割合は、それぞれ40.6%、29.5%、31.6%であった。忍容性は全てのレジメンで良好であり、1L群では嘔吐および口渇がより高頻度に見られたものの、再度同じ前処置を受けたいと回答した割合が最も高かった(84.2%)。著者らは、「今回の知見は、入院患者の腸管前処置において、低容量レジメンを実用的かつ患者中心のアプローチとして採用することを支持するものである」と述べている。なお、本研究はNorgine社の資金提供を受けて実施された。(HealthDay News 2026年5月13日) https://www.healthday.com/healthpro-news/digestive-system/lower-volume-bowel-prep-effective-for-inpatient-colonoscopy Abstract/Full Texthttps://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-25-05005