便潜血検査免疫法(FIT)キットの郵送により、人種/民族を問わず大腸がん(CRC)スクリーニング受診率を有意に上昇させることができるという研究結果が、「Annals of Family Medicine」5/6月号に掲載された。米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のAnisha P. Ganguly氏らは、人種/民族別に、CRCスクリーニング介入の効果を比較した。この介入は、スクリーニング対象患者へのFITキットの郵送と、FITの結果が陽性であった患者に対する患者ナビゲーションで構成された。解析対象は、米国連邦認定保健センターで診療を受けていた患者3,734人であった。その結果、介入群と通常ケア群のCRCスクリーニング受診率の調整リスク差(RD)は18.3パーセントポイントであった。調整RDは、ヒスパニック系患者で16.7パーセントポイント、非ヒスパニック系黒人患者で13.9パーセントポイント、非ヒスパニック系白人患者で20.7パーセントポイントであり、有意差は認められなかった。Ganguly氏は、「今回の解析により、大腸がんスクリーニング検査キットの郵送は、多様な集団のスクリーニング受診率を向上させ得ることが示された。これは重要なことである。われわれは、スクリーニングにおけるこうした革新的な取り組みによって、最もアクセスが難しい集団のアウトカムを改善し、大腸がんの格差是正を進めたいと考えているからだ」と述べている。(HealthDay News 2026年6月3日) https://www.healthday.com/healthpro-news/cancer/mailed-fit-kits-boost-colorectal-cancer-screening-across-racial-ethnic-groups Abstract/Full Texthttps://www.annfammed.org/content/24/3/231 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock