妊娠中のRSV融合前Fタンパク(RSVpreF)ワクチン接種は、生後90日以内の乳児におけるRSV関連入院の予防に有効であるという研究結果が、「JAMA Network Open」に6月5日掲載された。米ピッツバーグ大学の Anne-Marie Rick 氏らは、RSVpreFワクチン承認後、最初の2シーズンにおいて、生後90日以内の乳児におけるRSV関連の急性呼吸器感染症(ARI)および下気道疾患(LRTD)による入院に対して、妊娠中のRSVpreFワクチン接種がどの程度有効であるかを推定した。解析対象は274人の乳児であった(RSV症例83人、対照191人)。その結果、RSV症例83人中11人(13.3%)および対照191人中71人(37.2%)がRSVpreF接種歴のある母親から出生していた。ワクチン有効性は、生後0~90日におけるRSV関連ARI入院に対して67.6%、RSV関連LRTD入院に対して69.0%と推定された。生後30日以内では、RSV関連ARI入院に対するワクチン有効性はさらに高く、74.2%であった。 著者らは、「これらの知見は、妊娠中のRSVpreFワクチン接種が、乳児期早期におけるRSV関連入院に対して臨床的保護効果をもたらすことを示している。しかし、ワクチン有効性の推定値を、さらに精緻なものにするためには、継続的なデータ収集が不可欠である」と述べている。なお、複数の著者が、RSVpreFワクチンを製造し本研究に資金提供を行ったファイザー社を含むバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を明らかにしている。(HealthDay News 2026年6月17日) https://www.healthday.com/healthpro-news/pregnancy/maternal-rsv-vaccination-in-pregnancy-reduces-infant-hospitalizations Abstract/Full Texthttps://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2849945 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock