患者と直接接する医療職では、都市部と非都市部の間で格差が見られ、非都市部では従事者数が少ないという研究結果が、「Annals of Internal Medicine」に6月9日掲載された。米ケンタッキー大学のTodd Burus氏と米デモイン大学のJason Semprini氏は、2019~2023年の5年分のAmerican Community Survey Public Use Microdata Sampleファイルを用いて、職場所在地の都市化度による米国の医療従事者の分布を検討した。相互に重複しない23の医療職群について、総従事者数および住民1万人当たりの従事者数を推定した。最終サンプルには、職場所在地が分かっている回答者58万8,489人が含まれ、2019~2023年に就業中であった医療従事者1292万1,391人を代表していた。このうち非都市部で働いていたのは8.4%であったが、非都市部の居住者は米国人口の13.8%を占めていた。解析の結果、都市部と比べて、非都市部では住民1万人当たりの医療従事者数が44.4%少なく(率比0.57)、23の医療職群の全てで有意差が認められた。都市化度による格差が最も大きかったのは心理士(同0.26)で、次いで医師(同0.31)および外科医(同0.35)であった。関連する支援職と比べて、より高度な訓練を要する職種では、都市部と非都市部の格差が大きかった。全体的なパターンは、2つの感度分析でも同様であった。著者らは、「全体として、非都市部では都市部に比べて、患者と直接接する医療従事者数が人口規模に対して少なく、特に高度な訓練を受けた臨床職およびメンタルヘルス関連職で最も大きな格差が認められた」と述べている。(HealthDay News 2026年6月12日) https://www.healthday.com/healthpro-news/public-health/nonmetropolitan-areas-have-fewer-health-care-workers Abstract/Full Texthttps://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-26-00239 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock