メニエール病(MD)患者では、年齢および治療前の聴力が長期的な聴力予後と関連するという研究結果が、5月16日付で「Acta Oto-Laryngologica」に掲載された。亜東紀念医院(台湾)のPing-Chia Cheng氏らは、MD患者159人(患耳179耳)を対象とした後ろ向き研究を実施し、長期的な聴力予後を評価するとともに、聴力予後に影響を及ぼす主な因子を特定した。聴力予後は、4周波数(500 Hz、1,000 Hz、2,000 Hz、3,000 Hz)の平均聴力レベルに基づいてステージ分類した。平均追跡期間は4.7年であった。その結果、治療前は、36%がステージI/II、64%がステージIII/IVであった。治療後は、33%がステージI/II、67%がステージIII/IVであった。多変量解析では、良好な聴力予後(ステージI/II)の独立した予測因子として、年齢が若いこと(58歳未満)と、治療前の4周波数平均聴力レベルが良好であること(50.0 dB未満)の2つが特定された(オッズ比はそれぞれ6.28、28.52)。著者らは、「低周波数域の聴力は薬物療法によって改善または安定する傾向がある一方、中・高周波数域の聴力は経時的に悪化し続ける可能性がある。これらの知見は、臨床医が治療戦略を策定する上で役立つ可能性がある。特に、聴力が保たれている若年患者に対する早期介入は、長期的な聴力予後を最適化する上で極めて重要となる可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2026年6月26日) https://www.healthday.com/healthpro-news/ear-nose-and-throat/age-hearing-status-linked-to-long-term-outcomes-in-meniere-disease Abstract/Full Texthttps://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/00016489.2026.2665371 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock