妊娠高血圧腎症を経験した女性では、その後の高血圧および慢性腎臓病(CKD)の発症リスクが高いという研究結果が、「BJOG: An International Journal of Obstetrics and Gynaecology」に5月19日掲載された。オーフス大学(デンマーク)のAnne Høy Seemann Vestergaard氏らは、1998~2018年の医療データベースから日常的に収集された個人レベルのデータを用いて、全国規模の集団ベースのコホート研究を実施し、2021年まで追跡調査を行った。対象は15歳以上で妊娠20週以降の全妊娠28万6,078例であった。その結果、3.3%の女性が妊娠高血圧腎症を発症しており、妊娠高血圧腎症はその後の高血圧、CKD、心血管疾患(CVD)のリスク上昇と関連していた。妊娠高血圧腎症患者のうち、尿蛋白排泄(UPE)が認められない、または軽度であった女性における高血圧、CKD、CVDの10年リスクは、それぞれ11.9%、1.2%、1.1%であった。一方、UPEが中等度または重度であった女性では、同リスクはそれぞれ16.0%、5.1%、1.2%であった。Vestergaard氏は、「最も驚いたのは、妊娠高血圧腎症罹患時の尿中蛋白量が、その後の高血圧やCKDのリスクと明確に関連していたことだ。尿蛋白排泄が中等度から重度であった女性では、尿蛋白排泄が少ない、または認められなかった女性と比べて、両疾患のリスクが高かった」と述べている。(HealthDay News 2026年6月26日) https://www.healthday.com/healthpro-news/pregnancy/women-with-preeclampsia-have-increased-risk-of-later-hypertension-ckd Abstract/Full Texthttps://obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1471-0528.70265 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock