主観的嗅覚障害(SOI)は、うつ病と一貫して関連するという研究結果が、7月9日付で「JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery」に掲載された。カロリンスカ研究所(スウェーデン)のHenry Bode氏らは、SOIおよび客観的嗅覚障害(OOI)と、主観的または客観的な方法で評価されたうつ病との関連を定量化するため、システマティックレビューとメタ解析を実施した。SOIとOOIに関する主要解析には、それぞれ7件および11件の独立した研究が含まれた。解析の結果、SOIに関する7件の研究の統合解析では、うつ病との関連が認められた(オッズ比〔OR〕1.56、95%信頼区間〔CI〕1.19~2.05)。バイアスリスクの低い研究に限定しても、この関連は維持された(OR 1.71、95%CI 1.18~2.46)。また、年齢群を問わず、主観的な方法で評価されたうつ病と客観的な方法で評価されたうつ病のいずれとも関連が認められた。一方、OOIに関する11件の研究の統合解析では、客観的な方法で評価されたうつ病との関連が認められたものの(OR 1.26、95%CI 1.02~1.56)、出版バイアスを調整すると統計学的に有意ではなくなった(OR 1.12、95%CI 0.87~1.44)。ただし、65歳以上の成人および嗅覚脱失のある群では、関連が維持された。著者らは、「われわれの研究結果は、嗅覚低下、特に主観的に報告された嗅覚低下が抑うつ症状と併発する可能性があり、知覚過程と感情過程の重なりを反映している可能性を示唆している。しかし、現時点のエビデンスは、臨床上の推奨を支持するには十分ではない」と述べている。(HealthDay News 2026年7月20日) https://www.healthday.com/healthpro-news/mental-health/sense-of-smell-linked-to-mental-health Abstract/Full Texthttps://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/article-abstract/2851448 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock