過去10年間で、米国における肝硬変の疾病負荷の疫学に大きな変化が生じたという研究結果が、「American Journal of Gastroenterology」7月号に掲載された。米ペンシルベニア大学のPedro Ochoa-Allemant氏らは、改訂された脂肪性肝疾患(SLD)の分類法を用いて、肝硬変の疾病負荷を推定した。解析には、米国退役軍人保健局内で2008~2023年に新たに肝硬変と診断された患者17万2,267人のデータが含まれた。その結果、肝硬変の年間有病率は2014年の0.84%から2023年の1.29%へ着実に上昇した(β=0.047)。代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、肝硬変の新規発症例で最多の原因となり、年間有病率の経時的な上昇幅が最も大きかった(β=0.022)。C型肝炎ウイルス関連肝硬変は減少したものの、依然として有病率は高かった。MASLDでは新規発症例数と死亡数が均衡していた一方、代謝機能障害アルコール関連肝疾患(MetALD)およびアルコール関連肝疾患(ALD)では、新規発症例数が死亡数を上回った。著者らは、「肝硬変関連の罹患率および死亡率を低下させるため、代謝性リスク因子およびアルコール摂取を標的とした多職種による戦略が早急に必要である」と述べている。(HealthDay News 2026年7月21日) https://www.healthday.com/healthpro-news/liver-health/2008-to-2023-saw-shift-in-causes-of-cirrhosis Abstract/Full Texthttps://journals.lww.com/ajg/abstract/10.14309/ajg.0000000000003966~steatotic-liver-disease-has-surpassed-viral-hepatitis-as-the Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock