腎機能障害と加齢黄斑変性(AMD)は相互に関連しており、慢性腎臓病(CKD)患者ではAMDのオッズが高いという研究結果が、7月25日付で「American Journal of Ophthalmology」に掲載された。ジェッダ眼科病院(サウジアラビア)のAnas Alamoudi氏らは、CKDおよび腎関連指標とAMDとの関連を評価するため、適格基準を満たしたヒトを対象とする観察研究およびメンデルランダム化解析について、システマティックレビューを実施した。主要メタ解析には19件の研究が含まれた。解析の結果、CKDはAMDのオッズ上昇と関連していた(オッズ比〔OR〕1.27)。研究デザイン別の解析でも同様の関連が認められた。非新生血管型AMDでは関連が統計学的に有意であった(OR 1.46)が、新生血管型AMDではオッズ上昇が認められたものの、推定値は不精確であった。早期AMDとの関連は統計学的に有意ではなかった。推算糸球体濾過量(eGFR)が60 mL/min/1.73 m2未満の場合と、透析を90日以上受けている場合では、AMDのオッズ上昇が示唆された(ORはそれぞれ1.40、1.74)。腎関連指標を連続変数として解析した結果は、生物学的勾配と整合しており、eGFRが1標準偏差低下するごとのORは1.30であった。2件のメンデルランダム化研究では、eGFR低値とAMDとの因果関係が支持された(統合OR 1.65)。異質性と推定値の不精確さのため、エビデンスの確実性は、ほとんどのサブグループで中程度~低い、または非常に低いと評価された。著者らは、「本統合解析では、CKDはAMDリスクの小~中程度の上昇と関連する可能性があることが示された。eGFR低値、アルブミン尿、透析歴はAMDのオッズ上昇と関連する可能性があり、遺伝学的エビデンスも支持的ではあるが、必ずしも一貫しているわけではない」と述べている。(HealthDay News 2026年7月29日) https://www.healthday.com/healthpro-news/eye-care/renal-impairment-linked-to-age-related-macular-degeneration Abstract/Full Texthttps://www.ajo.com/article/S0002-9394(26)00424-1/fulltext Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock