代謝機能障害・アルコール関連肝疾患(MetALD)患者では、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)患者より線維化リスクスコア(FRS)が高いが、飲酒量を減らすことで線維化の悪化リスクを低減できる可能性があるという研究結果が、7月28日付で「Journal of Gastroenterology and Hepatology」に掲載された。徳島大学大学院医歯薬学研究部の曽我部正弘氏らは、MASLD患者およびMetALD患者における飲酒量の変化とFRSとの縦断的な関連を検討するため、少なくとも1年以上の間隔で3回の健康診断を受診していたMASLD患者2,198人とMetALD患者644人を対象に、後ろ向き観察コホート研究を実施した。その結果、MetALD患者ではMASLD患者よりFRSが高かった。男性MASLD患者では飲酒量の変化はFRSの悪化と関連していなかった一方、女性MASLD患者では飲酒量が増えた場合にFRSの悪化が認められた。MetALD患者では、飲酒量を同じ水準に維持した人と比べて、飲酒量を減らした人でFRSの悪化リスクが低かった。この関連は、週当たり280.0~419.9 gのアルコールを摂取していた男性MetALD患者でも認められた。著者らは、「これらの知見は、飲酒量の減少を目指した個別のカウンセリングが、MASLD患者およびMetALD患者の長期管理において、線維化リスクスコアのさらなる悪化を抑える上で有益である可能性を示唆している」と述べている。(HealthDay News 2026年7月31日) https://www.healthday.com/healthpro-news/liver-health/impact-of-alcohol-intake-on-fibrosis-risk-varies-by-sex-liver-disease Abstract/Full Texthttps://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jgh.70614 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock