過敏性腸症候群(IBS)患者では、乾癬を発症するリスクが高いという研究結果が、8月7日付で「Journal of Global Health」に掲載された。首都医科大学(中国)のYuting Qiu氏らは、IBS患者における長期的な乾癬発症リスクを検討するため、UKバイオバンクから、ベースライン時に乾癬のなかった43万7,170人のデータを抽出した。参加者の5.0%がIBSを有していた。その結果、追跡期間中央値14.4年の間に、乾癬の新規発症例が4,325例(1.0%)確認され、累積発症率はIBS群で0.88%、非IBS群で0.69%であった。IBS患者は非IBS患者と比較して、乾癬を発症するリスクが有意に高かった(ハザード比〔HR〕1.35)。また、年齢、性別、タウンゼント剥奪指数、喫煙状況、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)使用、C反応性蛋白、乾癬の多遺伝子リスクスコアによる各サブグループにおいても、IBSと乾癬リスク上昇との関連が概ね認められた。著者らは、「本研究は、IBS患者の乾癬をモニタリングすることの重要性を強調するとともに、両疾患に共通する病態生理学的機序の存在を示唆するものである。これらの結果を検証し、その根底にある生物学的経路を明らかにするため、民族的・地理的に多様な集団を対象としたさらなる研究が必要である」と述べている。(HealthDay News 2026年8月18日) https://www.healthday.com/healthpro-news/skin-health/long-term-risk-for-incident-psoriasis-elevated-with-irritable-bowel-syndrome Abstract/Full Texthttps://jogh.org/2026/jogh-16-04140 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock