実臨床で中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)成人患者の半数超が、現在実施されているランダム化比較試験に不適格であるという研究結果が、8月4日付で「Crohn's & Colitis 360」に掲載された。米メイヨー・クリニック・アリゾナのSandra Elmasry氏らは、2022年1月~2023年2月に診察を受けた中等症から重症のUC成人患者を対象に、後ろ向きコホート研究を実施し、3次医療機関で現在行われている臨床試験への適格性を検討した。患者の適格性を判定するため、2012~2022年に実施された7件の第3相ランダム化比較試験の組み入れ基準と除外基準が適用された。その結果、150人の患者のうち、1つ以上のランダム化比較試験の対象となったのは42.7%のみであった。最も多い除外因子は現在または過去の薬剤使用で、次いで貧血、異形成、病変範囲であった。年齢、性別、罹病期間による適格性の有意差は認められなかった。著者らは、「2012年の結果と比較すると、今回の研究結果は改善の可能性を示しており、現在では患者の42.7%が1つ以上の研究に適格であると考えられるが、より幅広い患者を試験に組み入れるためには、なお大きな改善の余地が残されている」と述べている。なお、著者の1人がバイオ医薬品企業との利益相反(COI)に関する情報を開示している。(HealthDay News 2026年8月27日) https://www.healthday.com/healthpro-news/digestive-system/most-adults-with-moderate-to-severe-ulcerative-colitis-ineligible-for-rcts Abstract/Full Texthttps://academic.oup.com/crohnscolitis360/article/8/3/otag092/8750955 Copyright © 2026 HealthDay. All rights reserved.Photo Credit: Adobe Stock