栄養成分表示を正しく読み解く

選んだ食品が栄養価に優れたものかどうかを判断するのは難しいことがあります。

栄養成分表示を正しく読みとるためのポイントを以下に紹介します。

・全ての成分に目を通しましょう。各成分は、製品に含まれる比率の高い順に記載されています。
・表示されている1人分の分量と、自分の食べる標準的な量が近いかどうかを確認しましょう。
・1人分の分量の総カロリーに注目しましょう。
・1日所要量に対する割合を示した項目を確認して飽和脂肪酸、塩分、糖分を摂り過ぎないよう注意しましょう。
・ビタミン、ミネラル、食物繊維は十分に摂取しましょう。

情報元:米国栄養・食事療法学会(AND)(HealthDay News 2018年1月5日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/food-and-nutrition-news-316/health-tip-decode-nutritional-labels-729627.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.




4.1.1

脳の老化を遅らせるには緑葉野菜を食べると良い?

ホウレンソウやケール、レタスなどの緑葉野菜を毎日食べている人は、脳が老化する速度が遅い可能性を示唆する研究結果が「Neurology」2017年12月20日オンライン版に掲載された。同研究では緑葉野菜をほとんど、あるいは全く食べない人と比べ、毎日1回以上食べている人では脳年齢が11歳若いことが示されたという。

この研究を実施したのは米ラッシュ大学医療センターのMartha Clare Morris氏ら。高齢者の認知機能などを調査するプロジェクトの参加者のうち、食品摂取頻度について回答し、平均4.7年の追跡期間中に2回以上の認知機能評価を受けた58~99歳の男女960人(平均年齢81歳)を対象に、緑葉野菜の摂取頻度と認知機能の低下度との関連について検討した。

緑葉野菜の摂取頻度で五分位に分けて解析した結果、摂取頻度が最も高い群(1日当たり平均1.3回)では、最も低い群(同0.1回)と比べて認知機能の低下度が小さく、年齢に換算すると11歳若いことが示された。また、このような関連は認知機能に影響する可能性がある喫煙や高血圧、肥満、学歴、身体活動量、認知面の活動量といった因子を考慮しても認められた。

ただ、この研究は緑葉野菜を毎日摂取すれば脳の老化が遅くなるという因果関係を証明したものではない。アルツハイマー協会のKeith Fargo氏は、その点を指摘した上で、「脳の健康には食事などの生活習慣に関連した因子がいかに重要かを裏付けるエビデンスが集積しつつあるが、今回の研究結果もその一つだと言える」と説明している。

一方、研究を実施したMorris氏らは、緑葉野菜に含まれているビタミンKやルテイン、葉酸などの栄養素が脳の老化を遅らせることに関係しているとの見解を示しているが、同氏やFargo氏らはこれらの栄養素をサプリメントで摂取することについては批判的だ。Morris氏は「食品に含まれている栄養素の複雑なバランスはサプリメントでは再現できない」として、これらの栄養素は野菜そのものを食べて摂取すべきだと強調している。

また両氏は今回の研究が因果関係を証明したものではないことは認めつつも、「食事に葉物野菜を追加することによるデメリットは小さいはずだ」と指摘。脳の健康には食事を含めた全般的な生活習慣が影響することを認識してほしいと呼び掛けている。(HealthDay News 2017年12月20日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-aging-news-10/eat-your-greens-and-maybe-boost-an-aging-brain-729581.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.




1-2 HDN1月9日「ヘルスハイライト」No.1

科学的に証明された認知症の予防法は今のところない?

「認知機能の低下やアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)の予防に役立つことが証明された薬剤やサプリメント、脳トレーニング法は今のところ存在しない」とする4件のシステマティックレビューの論文が「Annals of Internal Medicine」2017年12月19日オンライン版に掲載された。これらの論文では、過去の臨床試験のデータを分析した結果、強いエビデンスに裏付けられた予防法はなかったとしている。

今回の論文を発表したのは、米ミネソタ大学公衆衛生学部のMary Butler氏ら。薬剤やサプリメント、脳トレーニングプログラム、身体活動による認知機能低下およびアルツハイマー病の予防効果について検討した臨床試験に関する文献を調べ、一定の質を満たした研究のデータを分析した。

その結果、認知症治療薬や降圧薬、糖尿病治療薬、脂質異常症治療薬などの処方薬の臨床試験計51件のデータを分析したところ、いずれについても認知機能が正常あるいは軽度認知障害(MCI)の人の認知機能低下を抑制するとのエビデンスはなかった。また、各種ビタミンやオメガ3系脂肪酸、大豆、イチョウ葉エキスなどのサプリメントについても、認知症を予防することを裏付けるエビデンスは不十分だった(計38件の試験データを分析)。

さらに、脳トレーニング法については11件の試験データを分析したが、「記憶力」や「遂行力」など特定の機能を訓練によって向上させることはできるが、認知機能低下や認知症の予防に役立つとのエビデンスは不十分だった。

一方、身体活動については、健康的な食事や脳トレーニングなど他の要素を組み合わせれば認知機能の低下を遅らせることができるという弱いエビデンスがあった(計11件の試験データを分析)。

Butler氏は「結局のところ、認知症予防に特効薬はないということだ」とした上で、「今のところ最善のエビデンスで裏付けられているのは、健康的な食事や運動習慣に加え、高血圧などの現在抱えている健康問題に対処し、積極的に社会的なつながりを持ち続けることであることが分かった」と説明している。

一方、「これらの論文を読んで失望する必要はない」と話すのは米アルツハイマー協会のDean Hartley氏だ。同氏は「認知症の治療や予防に有効な方法は存在しないことが確定したわけではない。今回は科学的に証明された方法がないことが報告されただけに過ぎない。必要なのは、さらなる研究だ」と強調。日常的な運動を心掛けるなど、生活習慣の是正に一定の効果があることが明らかになった点については前向きに捉えるべきだとの見解を示している。(HealthDay News 2017年12月18日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-aging-news-10/there-s-still-no-proven-way-to-prevent-alzheimer-s-729503.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.




4.1.1

「1日に温かいお茶を一杯以上」で緑内障リスク低下の可能性

日常的に温かいお茶を飲む習慣があると、中高年の代表的な眼の疾患である緑内障になりにくい可能性があることを示した小規模研究の結果が「British Journal of Ophthalmology」2017年12月14日オンライン版に掲載された。米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを分析したところ、毎日温かいお茶を一杯以上飲む習慣のある人では、そうした習慣のない人と比べて緑内障を発症するリスクが低いことが明らかになったという。

米国眼科学会(AAO)によると、緑内障は眼圧の上昇などによって視神経に障害が起こり、視野が狭くなったり部分的に見えなくなったりする眼の疾患で、高齢者では失明の主な原因となっている。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のAnne Coleman氏らは今回、2005~2006年に実施されたNHANESのデータのうち40歳以上の男女のデータを用いてコーヒーやお茶、ソフトドリンク類を飲む頻度と緑内障リスクとの関連について検討した。コーヒーやお茶については「ホット」または「アイス」、「カフェイン入り」または「デカフェ(カフェインを取り除いたもの)」に分類したが、お茶の種類(紅茶や緑茶など)についてはデータがなかったため考慮されなかった。

今回の研究の基準を満たしていた男女1,678人のうち84人(5.1%)に緑内障があった。年齢、性、BMI、民族、喫煙習慣、糖尿病で調整して解析した結果、毎日温かいお茶を飲んでいる人は、飲んでいない人と比べて緑内障リスクが74%低いことが分かった。ただ、冷たいお茶やデカフェのお茶を飲んでいる人では、緑内障リスクの低下は認められなかった。また、コーヒーやソフトドリンクと緑内障リスクとの間にも関連は認められなかった。

Coleman氏らによると、お茶には抗炎症作用や抗酸化作用を持つ成分が含まれているとされている。ただ、同氏らは「日常的にお茶を飲むこと以外の生活習慣が緑内障リスクに影響した可能性は否定できないため、今後より大規模な研究で検証する必要がある」としている。

また、同氏は「緑内障の予防には既に有効性が証明されている対策を取るべきだ」と強調し、「眼が見えることは当たり前だと思わずに、定期的に眼科検診を受けてほしい」と呼び掛けている。(HealthDay News 2017年12月14日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/glaucoma-news-335/could-a-hot-cup-of-tea-preserve-your-vision-729416.html

Copyright © 2018 HealthDay. All rights reserved.




飼い犬に与えない方がよい「おやつ」

飼い犬に与えたおやつやごほうびが、思わぬけがや病気の原因となってしまうことがあります。

ペットが不適切なものを口にすると、胃や腸の閉塞、窒息、口のけが、嘔吐、下痢、内出血などが生じ、最悪の場合は死に至ることもあるといいます。

以下の点に注意して、飼い犬の安全を守りましょう。

・料理に含まれる骨の中には折れやすく、割れると鋭利な破片が生じるものがあります(特に鶏骨)。そのため、調理中や家族の食事中は、ペットが料理を口にしないよう気を付けましょう。
・ごみの処理にも十分に注意しましょう。犬はごみの中から食べ物を探すのがとても上手です。
・飼い犬に適した安全なおやつについて、獣医に相談しましょう。

情報元:米食品医薬品局(FDA)(HealthDay News 2017年12月15日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/pets-and-health-news-531/health-tip-give-your-dog-safe-treats-728959.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.




4.1.1

難治性てんかんに食事療法が有効、2件の研究で明らかに

薬物治療が奏効しない難治性てんかんの小児患者に対し、ケトン食療法と呼ばれる食事療法を実施したところ、発作症状が軽減したとする2件の研究結果が米国てんかん学会(AES 2017、12月1~5日、米ワシントンD.C.)で発表された。AESはプレスリリースで「小児てんかん患者の約5人に1人は薬で発作をコントロールできないのが現状。これらの研究結果はそうした薬剤抵抗性てんかんの患者に希望をもたらす研究結果だ」と紹介している。

ケトン食療法とは糖質を減らし、脂肪を増やす食事療法で、脳内でのエネルギーの使われ方を変化させ、てんかん発作を抑える効果があると考えられている。標準的なケトン食療法では、食事中の脂肪に対する糖質およびたんぱく質の比率が3~4:1となるように厳密に管理することが求められる。脂肪は主にクリーム、バター、ナッツや種子のオイルから摂取する。ケトン食用の食品を除けば、一般的なクッキーやキャンディーなどの菓子類は食べられない。パンや米、イモ類、パスタなどの炭水化物も制限の対象となる。

今回報告された一つ目の研究は、米デル・チルドレンズメディカルセンター・オブ・セントラルテキサスのDave Clarke氏らが生後8カ月~20歳の薬剤抵抗性てんかん患者210人を対象に実施したもの。このうち150人が迷走神経刺激法(VNS)、44人が脳梁離断術と呼ばれる外科手術、98人がケトン食療法を受けた。その結果、50%以上の発作軽減がみられた患者の割合は、VNS群で52%、外科手術群で54%、ケトン食療法群で63%だった。

一方、二つ目の研究ではマクマスター大学(カナダ)のRajesh RamachandranNair氏らが生後5カ月~16歳の薬剤抵抗性てんかん患者40人を対象に比較的緩やかなケトン食療法について検討した。従来のケトン食療法は短期入院により集中的に実施されるが、この研究では脂肪の割合を低め(脂肪に対する糖質およびたんぱく質の比率を0.67~1:1)に設定したケトン食療法を開始。これによって発作がコントロールできるようになった場合には同じ比率のケトン食療法を継続し、効果がみられない場合には2~3週間ごとに脂肪の割合を徐々に高めた。

その結果、6カ月後に約半数の患者で50%以上の発作の低減が認められ、完全に発作がみられなくなった患者も6人(15%)いた。最終的なケトン食療法の脂肪に対する糖質およびたんぱく質の比率は平均で1.5~2:1だった。

AESのスポークスパーソンであるJames Wheless氏は「てんかん治療では薬物治療が主軸となるが、ケトン食療法も極めて効果の高い治療選択肢となりうる」とコメントしている。

ただし、全ての患者で食事療法の効果が得られるわけではない。同氏によると、6週間試せばその患者にケトン食療法が有効かどうかを見極めることができるという。

学会発表された知見は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2017年12月5日)

https://consumer.healthday.com/cognitive-health-information-26/epilepsy-news-235/diet-may-help-fight-epilepsy-when-meds-fail-729024.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.




4.1.1

辛い物好きは食塩の摂取量が少ない?

辛い物を好む人は好まない人と比べて1日当たりの食塩摂取量が少なく、血圧も低いことが中国人を対象とした研究で明らかになった。研究を実施した中国人民解放軍第三軍医大学大坪医院高血圧・代謝疾患センター(中国)のZhiming Zhu氏らは「減塩や血圧を低下させるための介入として、辛い物の摂取を促進することが有効である可能性がある」としている。研究の詳細は「Hypertension」12月号に掲載された。

食塩の摂取過多は高血圧のリスク因子であり、心血管イベントのリスクを高めることは良く知られている。このため、有効な減塩方法を明らかにするために数多くの研究が実施されてきた。

その中に、唐辛子に含まれている辛み成分であるカプサイシンに塩味を強く感じやすくさせる作用があることを示した研究があった。Zhu氏らはこの研究報告に着目し、辛い物を食べることで食塩の摂取量が減少するのかどうかを検証するために中国人の成人606人を対象とした研究を実施した。

対象者の辛味に対する好みのレベルを「好む」「普通」「好まない」の三段階に分けて解析した結果、辛い物を好まない群と比べて好む群では収縮期血圧が8mmHg、拡張期血圧が5mmHg低く、1日当たりの食塩摂取量も2.5g少なかった。

また、対象者にカプサイシンを投与して脳画像検査を実施したところ、食塩を摂取した時に活性化する領域と同じ領域〔島皮質および眼窩前頭皮質(OFC)〕の活性化が認められた。このことから、Zhu氏らは「辛い物を食べることで塩味への欲求が減弱するのではないか」との見方を示している。

一方、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)循環器病予防医学のGregg Fonarow氏は「辛い食べ物をたくさん食べることが健康に良い影響を及ぼすのかどうかを見極めるためには、さらなる研究が必要だ」と慎重な見方を示している。(HealthDay News 2017年10月31日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/dieting-to-control-salt-health-news-191/want-to-avoid-salt-turn-up-the-spice-727950.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.

修正履歴

12月4日、記事の一部を修正しました。(編集部)




1-2 HDN12月4日「ヘルスハイライト」No.2

流行のダイエット法“CICO”に専門家ら警鐘

ケーキを我慢しなくても痩せられる“CICO(Calories In, Calories Out)”と呼ばれる流行のダイエット法を知っているだろうか。CICOの考え方は極めて単純で、食べる物はジャンクフードでも何でもよいが、毎日必ず摂取カロリーを計算し、それを上回るカロリーを運動で消費すれば減量できるというもの。しかし、意外なことではないが、多くの専門家がCICOについて否定的な見解を示している。

CICOでは摂取カロリーの計算だけが必要で、食べる物は果物や野菜とキャンディーや加糖飲料が同レベルに扱われ、栄養バランスは考慮されない。しかし、米テキサス大学サウスウェスタン医療センター臨床栄養学のLona Sandon氏は「健康のためには減量さえすればよいというわけではない。CICOで減量は可能だが、栄養不足あるいは栄養失調に陥る可能性がある。栄養バランスに注意して食品を選ばなければ身体が必要とする全ての栄養素を摂取できず、骨粗鬆症やがん、心疾患などのリスクが上昇する」と指摘している。

同氏は「(CICOのような)その場しのぎの考え方はやめて、健康的な食事と運動を組み合わせた方法で時間をかけて減量するのが望ましい」と強調。具体的には「一皿分の量を減らすか、一食分の量が決まっている冷凍食品を利用して全体的な食事の量を抑える」とともに、「息が切れるくらいの速さでのウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などの有酸素運動とレジスタンス運動を定期的に行う」ことを勧めている。なお、減量には週に計300~400分の運動が必要だという。

米ニューヨーク大学メディカルセンター臨床栄養士のSamantha Heller氏も「急速な体重減少を伴う極度のカロリー制限は思わぬ問題を招く可能性があるだけでなく、減量を試みる人にフラストレーションを感じさせるだけの場合もある」と指摘。また、これまでの研究で体重の増減が繰り返されると肥満や心血管疾患などのリスクが高まることが示されていることにも言及し、「われわれは、減量してやせ型の体型になりたいという願望にとらわれ、健康を維持するという最も重要なことを忘れてしまいがちだ。しかし、減量よりもブロッコリーや枝豆、ピーカンナッツ、ベリー類などの健康的な食品を食べることの方がはるかに重要である」と話している。( HealthDay News 2017年11月22日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/dieting-to-lose-weight-health-news-195/it-s-the-latest-diet-craze-but-is-it-safe-728703.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.




4 x7

野菜や果物の摂取量、足りている成人は10人中1人だけ―米調査

野菜や果物はおいしく健康にもよいが、米国で推奨量の野菜を日常的に食べている成人は9%に過ぎないことが米疾病対策センター(CDC)国立慢性疾患予防・健康増進センター(NCCDPHP)の Seung Hee Lee-Kwan氏らによる研究で明らかになった。推奨量の果物を食べている成人も12%にとどまっていたという。詳細は「Morbidity and Mortality Weekly Report」11月17月号に掲載された。

野菜や果物にはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれ、日常的に十分な量を食べることで心疾患や2型糖尿病、特定の種類のがん、肥満などのリスクが低減されることが分かっている。このため、米国の食事ガイドラインでは最低でも1日に野菜を2~3カップ相当、果物を1.5~2カップ相当摂取することが推奨されている。

Lee-Kwan氏らは今回、2015年に全米で18歳以上の成人を対象に実施された調査で得られた過去1カ月間の(1)100%果汁(2)果物(3)乾燥豆(4)濃緑色の野菜(5)オレンジ色の野菜(6)そのほかの野菜―の摂取頻度に関するデータを分析した。

その結果、ガイドラインで推奨されている量の野菜を摂取していた成人は全体の9.3%だった。また、果物についても推奨量を摂取していたのは12.2%だった。さらに、女性に比べて男性で、高齢者と比べて18~30歳の若年者で推奨量の野菜や果物を摂取している人の割合が低いことも分かった。

このほか、推奨量の野菜や果物を摂取している人の割合には地域差も認められた。例えば、推奨量の野菜を摂取している人の割合が最も高かったのはアラスカ州で12%だったが、ウエストバージニア州では6%にとどまっていた。さらに、世帯収入が最も高い層ではこの割合は11.4%だったのに対し、貧困層および貧困レベルに近い層では7%だった。

Lee-Kwan氏らは「野菜や果物の摂取を阻む要因を明らかにし、それらを解消するために継続的に取り組む必要がある」とした上で、「野菜や果物の価格が高いこと、入手しにくい場合があることなどが一部の米国人で摂取を阻む要因となっている可能性がある」との見方を示している。

一方、米レノックスヒル病院の管理栄養士であるHeather Seid氏は「茹でた野菜と生の果物でなければ栄養面でのメリットが期待できないわけではない。例えば、リンゴにシナモンとナツメグをふりかけてローストすればおいしく栄養面でも優れたデザートになる。マッシュポテトの代わりにカリフラワーのピューレと低脂肪乳、オリーブオイルを混ぜ合わせるのもよい」と、柔軟な発想で調理して積極的に果物や野菜を摂取することを提案。また、冷蔵庫を開けた時にすぐ目に入る中段に野菜や果物を保存したり、キッチンカウンターの上に果物を常備し、それ以外のものを置かないようにするのも、日常的な摂取につながる可能性があると助言している。(HealthDay News 2017年11月16日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/food-and-nutrition-news-316/cdc-wants-america-to-eat-its-fruits-amp-veggies-728598.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.




4.1.1

「飲み過ぎ」「喫煙」で見た目も老化

お酒の飲み過ぎや喫煙は深刻な健康リスクをもたらすだけでなく、外見にも影響する可能性が新たな研究で示唆された。これらの習慣がある人は目や耳に老化のサイン(徴候)が現れるのが早く、実年齢よりも老けて見えやすいことが分かったという。詳細は「Journal of Epidemiology & Community Health」12月号に掲載された。

この研究は南デンマーク大学(デンマーク)のAnne L. Schou氏らが実施したもの。21~93歳のデンマーク人1万1,613人を約12年間にわたって追跡調査したCCHS研究(コペンハーゲン市心臓研究)のデータを用い、見た目で分かる老化の徴候とされている(1)耳たぶの深いひだ(フランク徴候)、(2)両眼の角膜周囲にみられる不明瞭な灰色の輪(角膜環)、(3)上まぶたにできる黄色の結節(眼瞼黄色腫)、(4)男性型禿頭症―の発生に対して過度の飲酒や喫煙がもたらす影響について検討した。

対象者の週当たりの平均飲酒量は女性で2.6杯、男性で11.4杯だった。また、喫煙者の割合は女性で57%、男性で67%だった。

解析の結果、喫煙量が増えるにつれて角膜環と眼瞼黄色腫、フランク徴候を生じるリスクは上昇していた。また、過度の飲酒は角膜環とフランク徴候のリスクに関連していた。なお、少量から中等量の飲酒であればこれらの徴候がみられるリスクへの影響はないことも分かった。

この研究は観察研究でストレスといった飲酒や喫煙以外の老化に関連する因子による影響を除外できていないなどの限界があり、「飲酒や喫煙が外見を老けさせる」という因果関係を示したものではない。しかし、Schou氏らは「飲酒と喫煙は老化の徴候に関連しており、それによって実年齢よりも老けて見えるようになることが、前向き研究で初めて明らかにされた。この結果は過度の飲酒や喫煙が全般的な身体の老化を促進することを反映したものだと考えられる」と結論づけている。(HealthDay News 2017年11月16日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-aging-news-10/face-it-drinking-smoking-takes-toll-on-looks-728508.html

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.